はじめに
春の絶景を探している旅行好きのあなたへ、カメラ片手に訪れたい愛媛の“秘境”をご紹介します。
春風に誘われて、愛媛県内子町の山あいにひっそりと広がる桜の楽園「相野の花」を訪れました。ここは知る人ぞ知る、しだれ桜と菜の花のコントラスト、そして池に映る幻想的な“リフレクション”で近年注目を集めている桜の名所です。
「相野の花」「内子町桜」「愛媛桜名所」「しだれ桜リフレクション」などのキーワードにピンと来た方なら、この地が持つ魅力にきっと心惹かれるはず。
私が訪れたのは【2025年4月8日(火)】。桜はちょうど満開を迎え、菜の花との色彩の競演、そして太陽に照らされたリフレクションの景色はまさに言葉を失う美しさでした。

愛媛の秘境|内子町「相野の花」しだれ桜絶景撮影ガイド【穴場スポット情報2025】菜の花越しの桜
【愛媛・内子町】相野の花とは?しだれ桜とリフレクションの魅力
「相野の花」最大の見どころは、何といってもしだれ桜の美しい姿と、その姿が池に映る“リフレクション”の幻想的な風景。一本の樹齢60年を超えている大きなしだれ桜は、圧巻のスケールを誇ります。
この桜は、一般家庭の桜の木として育てられた「しだれ桜」!竹崎家の9代目である竹崎勇さんが成人されたころに植樹され、60年以上「愛の花」として育てられてきた桜の木です。
そして結婚50年目の年。かつて「相野」と呼ばれていた地区であることと、夫婦の「愛の花」であることっから【相野の花】と命名されました。
また、桜の足元に広がる菜の花畑がピンクとイエローの絶妙なコントラストを生み出し、他の桜スポットとは一線を画す唯一無二の景観が楽しめます。
ベストな訪問時期と時間帯
「相野の花」の桜は例年3月下旬から咲き始め、4月上旬にかけて満開を迎えます。特に見ごろは4月の第1週。年によって若干前後するため、訪問前に内子町の公式サイトやSNSで開花状況をチェックするのがおすすめです。
混雑状況としては、土日や祝日は午前10時頃から人が増え始め、昼頃には撮影スポットに行列ができることも。平日の朝は比較的ゆったりと楽しめるので、ゆっくり写真を撮りたい方にはおすすめです。
時間帯別の魅力:
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朝(7:00~9:00):池の水面が静かでリフレクション撮影に最適。朝靄が出れば幻想的な一枚に。
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昼(11:00~14:00):桜と菜の花の鮮やかなコントラストがはっきり映える時間帯。
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夕方(16:00~18:00):夕日に照らされた桜のシルエットがロマンチック。人も少なくなるので穴場タイム。
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夜間:地元有志によるライトアップが実施される年もあり(※要事前確認)。光に浮かび上がる桜と池の反射が幻想的です。
撮影ガイド
写真好きにはたまらない「相野の花」では、いくつかの撮影スポットを押さえることで、より多彩な表情の桜を収めることができます。
おすすめ撮影ポイント:
1 池の前の定番スポット:桜が左右対称に映るリフレクション構図が撮れる場所。
2 菜の花越しの桜:黄色とピンクの色彩の重なりが印象的。
3 しだれ桜の木の中からの風景:意外としだれ桜の木の中から風景を見ることは少ないから印象的
まるで、桜のカーテンのようです。
リフレクション撮影のコツ:
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シャッタースピードは1/125以下で安定感を出す。
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水面が揺れない朝の無風タイムがベスト。
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CPLフィルターは反射を消すため非推奨。

愛媛の秘境|内子町「相野の花」しだれ桜絶景撮影ガイド【穴場スポット情報2025】池の前の定番スポット

愛媛の秘境|内子町「相野の花」しだれ桜絶景撮影ガイド【穴場スポット情報2025】池の前の定番スポット
スマホでも綺麗に撮るには:
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グリッド表示をONにして水平をキープ。
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HDR機能を活用して明暗差を調整。
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低い位置から菜の花と桜をフレームイン。
SNS映えを狙うなら、人物を小さく背景として桜を活かした構図や、夜のライトアップ時の逆光シルエット写真もおすすめです。
混雑回避の裏技:土日の混雑を避けたい方は、平日朝7時台の訪問がおすすめ。三脚OKですが、譲り合いを忘れずに。
竹崎さんの話によると中にはコンテストで入賞したのもあるそうです。そして、その写真家の方が、人と同じ構図で撮影するのはNG、オリジナルの構図を見つけないといけないと話してたらしいです。
この言葉が胸に刺さったので書いておきます。
相野の花へのアクセス・駐車場情報まとめ|Googleマップ付きで迷わない!
車でのアクセス:
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松山方面から: 国道56号線→県道229号線経由で約1時間20分。
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高知方面から: 国道33号線→国道379号線→県道229号線で約1時間40分。
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カーナビ設定は「相野の花」または「竹崎家しだれ桜」と入力。Googleマップでもピンが立っているため迷わず到着できます。おすすめはGoogleマップです。
公共交通機関:
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JR内子駅よりタクシーで約20分。
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バスは便数が限られるため、前日までの時刻確認が必須。
駐車場情報:
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特に駐車場は無し、路上駐車で縦列駐車することになります。
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混雑時は、道幅も狭いため、かなり遠くに駐車する必要あり。
現地での注意点
訪問時にぜひ知っておきたい注意点や、快適に過ごすためのポイントをまとめました。
駐車場の状況と対策:
ピーク時には会場近くはかなりの車が縦列駐車しているため、早朝の到着がおすすめです。バック駐車が苦手な方は少し離れたところに停めるのも手。
マナー情報:
「相野の花」は私有地を地域のご厚意で一般公開してくださっている場所です。立ち入り禁止エリアには入らない、大声での会話を控える、ゴミは必ず持ち帰るなど、訪問者のマナーが保たれてこそ未来につながる景色です。
なお、事故やトラブルについては自己責任なので気をつけてください。
持っていくと便利なもの:
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滑りにくい靴(地面がぬかるむことあり)
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レインコートや折りたたみ傘(天候の急変に備えて)
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一眼レフや三脚(朝の撮影には必須)
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敷物(休憩や撮影待ちに)
トイレ情報と近隣施設:
簡易トイレが設置されていますが、混雑時は並ぶことも。近隣の道の駅「内子フレッシュパークからり」で休憩を取るのもおすすめです。
ペット連れの注意点:
ペットの同伴は可能ですが、必ずリード着用を。人の多い時間帯は小型犬でも抱っこやキャリーが無難です。糞の処理もお忘れなく!
周辺の桜名所と巡り方
内子町には「相野の花」以外にも、隠れた桜の名所が点在しています。せっかくなら、複数のスポットを巡る“桜旅”はいかがでしょうか。
おすすめスポット:
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尾首の池(おくびのいけ): 池に映る一本桜が見事。相野の花から車で約15分。
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石畳東のしだれ桜: 樹齢100年を超えるしだれ桜。相野の花から車で約50分。
モデルコース:
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半日コース(午前): 相野の花 → 石畳東のしだれ桜
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1日コース: 相野の花 → 尾首の池 → 道の駅内子フレッシュパークで休憩 → 石畳東のしだれ桜
内子町観光サイト「内子さんぽ」の公式ホームページが参考になります。
各所のルートはGoogleマップで「桜追いマップ」としてまとめると、スマホひとつでスムーズに巡れますよ。
周辺のおすすめグルメ・宿泊情報
巡りの合間には、地元の味と宿で心も身体も満たしましょう。
グルメ情報:
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レストランからり(道の駅): 地元野菜のバイキングや手作りジェラートが人気。
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町家カフェ「うちこの和」: 古民家をリノベーションした落ち着いたカフェ。
内子町の名物:
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内子豚のソテーやじゃこ天、内子特産の栗を使った和菓子もおすすめです。
宿泊情報:
お花見弁当が買える場所:
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「からりマルシェ」で手作り弁当を購入可能。開園時間に合わせて数量限定販売のため、早めに訪れると安心です。
Q&A セクション
Q. 駐車場はありますか?
A. 駐車場は無しです、道幅が狭いところに縦列駐車になります。早朝の到着がおすすめ。
Q. トイレはありますか?
A. 簡易トイレがありますが、混雑時は近隣の道の駅なども併用してください。
Q. ベストな見ごろは?
A. 例年4月初旬が満開になります。公式情報をこまめにチェックしましょう。
Q. 雨の日はどうなりますか?
A. リフレクションが撮れにくくなりますが、雨に濡れる桜も風情あり。撮影はビニール傘やレインカバーで工夫を。
Q. 子連れや高齢者でも楽しめますか?
A. 散策路は舗装されていませんが、ゆるやかな道が多いため無理なく歩けます。子供さんがいる場合は、池に落ちないように注意が必要です。
Q. ペット同伴はOK?
A. リード着用で同伴可能です。マナーを守って楽しみましょう。
まとめ|相野の花で春の絶景を満喫しよう
「相野の花」は、しだれ桜の美しさだけでなく、菜の花や池のリフレクション、そして地元の人々の温かさが感じられる、まさに“愛媛の秘境桜”スポットです
1️⃣しだれ桜と菜の花の共演、そして池へのリフレクションが美しい穴場スポット
2️⃣満開の見頃は4月上旬、朝から晩までその時間帯のしだれ桜が楽しめる。(平日がおすすめ)
3️⃣写真撮影は水面が静かな時間帯を狙うと◎
人の手で大切に育てられてきた「相野の花」。訪問の際はマナーを守って、静かな春の風景を存分に楽しんでください。
そして撮った写真はぜひSNSで「#相野の花」「#内子町桜」でシェアしましょう!
次回は、満開直前の早朝を狙って、静けさと幻想的な朝靄の中で撮影してみたいと思っています。

