はじめに|史跡と自然が融合した特別な洞窟
8月19日
愛媛県西予市城川町にある 穴神堂遺跡(穴神鍾乳洞) を訪れてきました!
ここは縄文時代の人々が暮らした痕跡を残す「史跡」でありながら、鍾乳洞としての神秘的な魅力を持つ特別な場所です。今回は実際に現地を訪れ、洞窟探検を体験できました。
歴史的価値と自然の魅力、その両方を感じられるスポットをご紹介します。
夏の暑い日でも洞内はひんやり涼しく、親子のお出かけや冒険気分を味わいたい旅行者にぴったりです。この記事では、実際に行って感じたことや見どころ、準備のポイントなどを詳しくご紹介します。
穴神堂遺跡の基本情報
- 住所: 愛媛県西予市城川町川津南3723
- 営業時間: 9:00~17:00(木曜定休)
- 電話番号: 0894-83-1001 (西予市 高川公民館)
- 見学料: 200円(要予約)ガイド同行の場合ガイド料 1000円
- 駐車場:あり
- 口コミ評価: ★3.9(29件のレビュー)「Googleマップより」
- 所要時間: 約30〜40分
- 公式情報:高川地域づくり活動センターHP(ガイド予約情報あり)
アクセスと到着まで
車でのアクセスが便利で、近くには 道の駅きなはい屋しろかわ↗︎ もあります。観光の拠点として立ち寄りやすく、休憩や食事スポットとしてもおすすめ。
自然豊かな道を進むと洞窟の入口が現れ、まるで「地底探検の始まり」を告げているようなワクワク感に包まれます。

行き帰りに休憩できる「きなはい屋しろかわ」では、私はコーヒーを飲みながらルートを確認してから洞窟に向かいました。

『道の駅 きなはい屋 しろかわ』の定休日等は上記のホームページで確認お願いします
まずは、東屋で穴神遺跡について知る

ガイドさんの話では、この前の道を行けば「雲の上の図書館」で有名な高知県ゆすはら町や四国カルスにいけるとのことです。ただし林道を走るのでおすすめはしないとのことです。

東屋に入れば「遺跡から見つかったもの」の案内があります。



貝や土器そしてコウモリ🦇の説明があります。

「お願い🙇」という注意事項があるので、行ったら守りましょう。


東屋の横には縄文人の像があります。これを見たらワクワク感が盛り上がります。

この看板は、洞窟に入る前に絶対見ておいた方がいいです。
洞窟の距離が約90m 主な見どころ「石の滝」「女神」「縄文人住居跡」とか知ってから行くと分かりやすいです。
いざ、洞窟探検へ

入口に到着すると、ひんやりとした空気が漂い、すでに非日常の世界が始まっていました。
ヘルメットと軍手を装着し、ガイドさんの案内に従って中へ進んでいきます。足元は滑りやすい箇所もあり、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。
洞窟内部の見どころ
内部には大小さまざまな鍾乳石が広がり、ライトに照らされると幻想的な光景が目の前に現れます。
かつて人が暮らしていた形跡を思い浮かべながら歩くと、歴史と自然が一体となった不思議な感覚を味わえました。
子ども連れでも楽しめますが、暗所や足場には注意が必要です。
フォトギャラリー
洞窟入口付近


左側の写真は貝の化石です。

穴神鍾乳洞は、1969(昭和44)年に地元の中学生によって発見されたとのことですが、
その時の中学生が入ってきたのが、太陽の光が差し込んでいるところです。あんな小さな穴からどうやって入ったんだろうと思います。
内部の通路


内部はご覧のように人1人がやっと取れるような狭いところや、下は石ころだらけで歩きにくかったです。
鍾乳石の造形

「石の滝」はこれぞ洞窟というような見事な凹凸になってました。












「飾り幕」「女神」「男神」そして、「縄文人住居跡」と見どころはあります。
この「縄文人住居跡」は戦争中は避難するのに使われたとのことです。それでこの辺りの洞窟は上の方がススだらけでした。
洞窟の住人




洞窟なのでコウモリに出会うかと思ったら、鳴き声は聞こえましたが姿は見なかったです。
代わりに「クラズミウマ」という昆虫に出会いました。ガイドさんの話では、こんなに「クラズミウマ」が集まってるのは珍しいとのことでした。
よろしかったら、動画で臨場感を楽しんでくささい。
龍河洞との比較
高知県には有名な鍾乳洞「龍河洞」もあります。両者を比較すると、それぞれに違った魅力があります。
穴神堂遺跡の特徴
- 観光地化されすぎていないアットホームな雰囲気
- 考古学的意義を感じられる史跡としての価値
- 子供連れでも探検しやすい規模感
- 地域密着の隠れた名所
龍河洞との違い
- 規模は龍河洞ほど大きくないが、その分じっくり観察できる
- 観光施設は少ないが、自然そのものを堪能できる
- 比較的静かで落ち着いて見学できる
興味があったら「龍河洞」の記事も訪問して頂けると嬉しいです。
体験のまとめ
- 所要時間:約30〜40分
- 対象:小学生以上なら参加可能(暗所や足元注意)
- 持ち物:動きやすい服装・歩きやすい靴・懐中電灯(貸出あり)
- おすすめ時期:夏は涼しく快適、秋は周辺の紅葉も楽しめる
穴神洞遺跡は、単なる観光鍾乳洞とは一味違い「史跡」と「自然探検」の両方を体験できる貴重な場所でした。非日常を味わいたい方や、親子での探検体験にぴったりです。ぜひ一度訪れてみてください。